これには、アートを愛し、アートと共に文化的で充実した生活を望む「アートホルダー」の存在が欠かせません。アートを所有することは、アートの発するイノベーティブな刺激に触れることだと私達は考えます。そして、私たちが提案する「nimble art DESART」を通して、アートホルダーの集う豊かな社会の実現を夢見ています。
* nimble art DESARTとは
“DESART”は、”DESING”と”ART”とのマリアージュから生まれたあたらしい名称です。またnimbleとはlightやcasualに代わる表現です。“軽快な“の意味を持ち、音楽の中で”心が弾む様な“を示すときに使われています。
* アートホルダーとは
アートを所有して文化的に充実した生活を志している人のこと。
Empowered but Flat
私たちがお届けするアートは、主張や刺激の強いアートとは少し趣が異なります。 日々の生活空間や公共空間に自然な形で溶け込んで、人々に「楽しい」「元気になる」「ほっとできる」「気持ちがいい」といったプラス感情を感じていただけます。もちろん整理された「美」の下で鑑賞していただけますし、手軽に入手もしていただけます。
作家について
山田崇雄 1938生まれ。
グラフィック・アーティスト。
60年に渉リ、グラフィック・デザイナーとして活躍。代表作品とされる2作品が、ニューヨーク近代美術館に永久保存されている。
バウハウスの影響を受けるデザイン教育の下、商業美術家であった父・山田翠、師・グラフィックデザイナー早川良雄氏の影響を強く受け、自身のグラフィックデザイナーとしての存在も、多くの若きグラフィックデザイナー達に、精錬な刺激と憧憬を与えている。
現在、兵庫県芦屋市並びに東京・銀座に制作拠点を持ち、グラフィックアートの制作に励む一方、後進デザイナーの育成に努めている。
作者の想う「壁の絵の存在」
絵は常に置かれている状況の中で存在しています。また、私たちは視野に入るものの一つとして周辺のものと一緒に見ています。だから周囲と調和して美しいことは絵の大切な要素です。時として所有者の感性や知性を代弁してしまうことがあるかも知れません。
見る人を勇気づけたり。心を落ち着かせたり、弾ませたり。そうだ!と膝をうたせたり。そんな気持ちにさせることも絵の働きです。絵の存在は私たちの暮らしの中で、思いもかけない役割を果たしています。